社長がすべてを独りで決めるのは、悪いことではありません。中小企業は資本と経営が一体で、倒産の責任を専務や常務が分け合ってくれることはないからです。決めるのは独りでいいのです。
問題は、決める手前にあります。「独裁」は独りで裁くこと、「独断」は独りで断わること。断わるとは、前もって事情を伝えて了解を求めることです。ここまで独りで済ませてしまうと、決まった話に誰もついてきません。
ある社長が営業部長にこう言いました。「今のメンバーのままで目標を達成しなさい。責任を持って数字を上げさせること」。責任はあるのに、人を動かす権限がない。この役目を進んで引き受ける人はいません。責任と権限は表裏一体です。
現場の声を聴いてから、最後は独りで裁く。これが飛躍する会社のワンマン経営です。貴社の決め方は、どちらでしょうか。
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