零に何をかけても零のままです。一になれば、二をかければ二、三をかければ三。確実に前へ進みます。零と一の隔たりが、いちばん大きいのはこのためです。
劇場を営むある会社には、法人からの問い合わせを受ける窓口がありませんでした。お客様は、見えないもの、形のないものを買おうとしません。買いようがないのです。数字にすれば、零です。
窓口となる頁をつくり、広告を出したところ、一週間たたずに初めての問い合わせが入りました。大事なのはその先です。一件に広告費が一万円、三件に一件が決まると分かれば、月に五件決めるのに要る件数も費用も逆算できます。
零のうちは、この計算が一つも成り立ちません。一が出て初めて、先が数字で読めるようになります。貴社は、来月の受注に要る件数を弾き出せますか。
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