事業を伸ばすとき、どんな商品を、どんなお客様に売るのか。組み合わせは四つしかありません。今の商品を今の客に。新しい商品を今の客に。今の商品を新しい客に。新しい商品を新しい客に。
この問いを出すと、七割から八割の経営者が「今の商品を新しい客に」を選びます。ですが定石は「新しい商品を今の客に」です。あるクリーニング店は、預かった衣類をそのまま保管する仕組みを既存のお客様へ出して、毎月入る柱をつくりました。
江戸の商人は、火事が起きるとまず顧客台帳を井戸へ投げ込んで逃げたそうです。店も商品も焼けてしまっても、台帳さえ残っていれば商いは続けられる。立派な店と素晴らしい商品がいくらあっても、お客様がいなければ何も始まりません。
まず本業を極める。そのうえで一歩踏み出すなら、先は今のお客様です。新しいお客様は、その次に来ます。貴社はその一歩を、どちらへ向けますか。
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