「どうするのが正解ですか」。コンサルティングの現場で、最も多く受ける質問です。結論から申し上げると、ビジネスに正解はありません。私たちは成功までの最短の道筋を示せますが、正解を知っているわけではないのです。
ある会社の会長は、商売は一勝九敗だったと振り返ります。百社に投資して九十九社が失敗しても、一社が一万倍になればよいという経営もあります。一発逆転の話ではありません。失敗を重ねる中で、成功の確率が高い道を人より早く見つけ出す。そのための唯一の施策が、試すことです。
手紙を千通送るなら、三百通を三回に分けて送る。文面をA案とB案に分け、百通ずつ試し、反応が二倍だった案で残りを送る。同じ予算でも、試してから本番に入るだけで結果は二倍になります。正解は教わるものではなく、自分の手で探し出すものです。
小さく試して、早く失敗する。貴社は、今月いくつ試しますか。
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